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株価はどのようにして決まるのか?
株価の決まり方
ここでは、株の投資判断に役立つ株価の決まり方について詳しく紹介しています。株価の決まり方は知ってて損はないのでゆっくり見ていってください。
株価の決まり方
基本
株式が売買されているところ(=マーケット)を株式市場といいます。株式市場には、発行市場と流通市場があります。発行市場で取引される株式は、その会社の財務内容に見合う公正な価格が、発行価格となって、投資家はその価格で購入することになります。発行市場ではじめて株式が発行され、発行された株式が流通市場に流れていきます。
投資家が株式市場で購入した株式は、いつでも、流通市場で公正な価格として売却することができます。そのことは、多くの投資家が安心して購入できることにつながっていきます。証券取引所で取引される上場銘柄は、たくさんの投資家の買いたい株式と売りたい株式の売買注文を成立させることで株価が決まります。
取引所の株価の決まり方には「板寄せ方式」と「ザラバ方式」の2種類があります。
@ザラバ方式
寄付と引けの間の時間に継続して行われる売買のこと。最も安い売り注文と最も高い買い注文の間で個別に売買が成立します。
A板寄せ方式
売注文と買注文のバランスによって売買を成立させます。約定値段決定前の売買注文を、優先順位の高い価格から合致させ、かつその数量が合致する値段を約定値段とします。板寄せ方式は、以下の場合に行われます。
(1)前場と後場のそれぞれの始値と終値を決定する売買
(2)売買停止の後、取引を再開した最初の値段を決定する売買
(3)特別気配を表示しているときの値段を決定する売買
取引について
@取引時間(立会時間)が決められている
A株式が売買できる単位が決められている呼び値
B1日の株価の上げと下げの値段の幅が決められている値幅制限
注文の優先順位
@成行注文は、指値注文より優先されます。
A指値注文で注文を出した場合は、
B買いたい株式の場合、決めた価格(指値)の中でより高い株価を優先
C売りたい株式の場合、決めた価格(指値)の中でより安い株価を優先
D買いたい株式と売りたい株式の決めた価格が同じ場合は、注文時刻のはやい注文が優先されます。
E注文時刻も同じ場合は、基本的に、数量の多い注文が優先されます。
値幅制限
時として株の取引が過熱して暴騰または暴落する時があります。この一時的で急激な価格変動は、投資家の適正な投資判断に影響を与えることが考えられます。この影響を最小限にするために、前日の株価に対して一定の価格変動幅を設定することにしています。これを値幅制限と言います。
米国市場
流動性を大事にする、という観点から、ストップ高、ストップ安がなく、「どんな状況においても売れるし、買える」環境が作られています。ただしNYSEでは、独自の価格乱高下防止措置を制定しています。1987年10月のニューヨーク株式相場の暴落が、世界同時株安を引き起こす など、各国株式市場に大きな影響を与えたこと。米国において急速に発展してきた先物市場が暴落の直接の原因ではないまでも、現物市場の下落を加速する要因となっている可能性があること。
この措置は、サーキットブレーカーと呼ばれています。
理論的な株価算定方法
いずれの方式を採用したにせよ株価は「企業価値を発行済株式総数で割った金額」となります。
株価算定方式 内容及び主な対象
@時価純資産方式 字義通り会社を時価で純資産化する方式。
A会社に含み益が多いような業歴の長い会社などが対象
@配当還元方式 オーナーの親族間での株の売買の際に用いられる
A類似業種比準方式 似たような業種の会社と比較して価格を算定する
B類似会社比準方式 業種にこだわらず、似たような会社と比較して株価を算定する
CPER方式
似たような公開会社の1株当たり純利益にPER(株価収益率)を乗じて株価を求めます。
DDCF法 将来その会社生み出すだろうキャッシュフローの現在価値を評価
この他にもリアルオプション・EBITDA倍率法など様々な方式がありますが、未公開会社の株価評価法はどれも決定打とは言えず、対象・状況に応じて使いわけがされています。
未公開会社の場合
経営陣は、出来るだけ高い株価で発行し、シェアをあまり下げたくないという気持ちでしょう。一方、ベンチャーキャピタル等の投資家は出来るだけ安く株式を引き受け、シェアを高く取りたいと考えることでしょう。上場会社と違って客観的な株式市場が無いため、投資家と会社側との間の交渉によって株価は決定されます。交渉中心の価格決定ということは、例えば投資対象企業の資金調達がひっぱくしているような状況ならば当然、投資家優位のまま交渉を進めなければなりません。もちろん、その企業に魅力があり複数の投資家が投資を望んでいるような状況では、投資対象企業側の交渉力が強まります。
あまり気前良く低い株価で投資家に株を渡すこともありませんが、シェアに強欲になって株価が高すぎると投資家が引いてしまいます。落とし所を探るような側面も否めません。
株価
上がりつづけている株もなければ、ずっと下がり続けている株もない。株価を動かす要因は「個々の銘柄を動かす要因」と「市場全体を動かす要因」とに2分される。
@個々の銘柄に影響を及ぼす根本的な要因
個々の企業の業績
新製品の発表
新技術の開発など。
A市場全体に影響を及ぼす要因
経済的要因
・景気見通し
・為替変動
・ニューヨーク市場の動向
・金利の変動など
・政治的要因
・選挙
・国際関係など。
株価の決まり方に関する理論には対立する2 つの考え方がある。
@株価は経済のファンダメンタルズ(経済の実体)によって決まっており、短期的にファンダメンタルズから離れることはあっても、長期的にはそこへ戻るとされている。こうした考え方の背景には、株式市場は市場経済を構成する重要な市場として、経済全体の資金を効率的に配分する役割を果たしているとする「効率的市場仮説(efficient market hypothesis)」がある。そのため、この考え方に立つと株式投資は、短期的には儲かることや損することがあっても、長期的には誰も平均以上に儲けることもできず、誰も平均以上に損することもないという。
A株価は経済のファンダメンタルズとは無関係に人々の思惑によって決定されると考えられている。
美人コンテスト
もし女性が美人なら、大部分の男たちは、彼女のほうを凝視するはずです。その表情をたしかめれば、女性がどれくらい美人か、すぐにわかるはずです。
経済学者ケインズは、株価の決まり方を美人コンテストにたとえ、株価は自分1人の意見だけでは決まらず、他の全員がどう考えているかが、決定的な影響を与えると考えました。
他人全員の総合判断が、ときにはもっとも権威のある判断だということにもなる。大衆が何をどう考えているのかを、つねに注意深く観察していることが望ましい。以上2つの考え方に代表されるように、株式市場には 2 面性がある。株式市場が経済の実体を写す鏡の役割を果たすとともに、行き過ぎる投機的な面も持っている。
